今日は朝から雨が降っていた。夏至のイベントが始まる11時頃には晴れると良いな~と思って家を出た。予定時刻の11時より早く着いたが、車を駐車する場所が無かったので、待機していると、K君とR氏がやってきて駐車の場所を教えてくれた。
荷物を持って傘をさして歩きだそうとしたが、地面が雨で濡れていて滑りやすくなっていた。最初の小屋まで100メートル歩いただけで、既にヨガパンツの裾が泥で汚れた。小屋の中には2名の男性と2名の女性がミツロウさんを待っていた。2名の男性の一人は、今日のイベントで祝詞を読み上げる23歳の若者、もう一人の男性は、ジャンベと特殊な声で今日のイベントを盛り上げるために来ていた。
ミツロウさんが加わって簡単なリハーサルが終わると、再びそこから歩いて今日のイベン
ト会場までおよそ200メートルの泥道を歩いた。大分小雨になっていたので、私は傘を杖の代わりに使って気をつけて歩いて会場になる小屋へ向かった。気を付けて歩いていても滑りやすく、私のヨガパンツの裾は更に泥で汚れた。また、靴底には粘土の塊が引っ付いていた。会場となる小屋は、R氏をリーダーとするグループが1か月ほどかけて、森の中にある自然の材料だけで建てたそうだが、夏場でも本当に涼しくて気持ちが良い。私たちが到着すると、今回のイベントに参加する人とキャンプにも参加する人とで30名ほどが集まっていた。ほとんど全員が女性だった。間もなくして、私がコーニングを開くと、楽器と祝詞のコラボが続いて、夏至のイベントは徐々にクライマックスへ進んだ。
私はホピ族からもらった羽飾りのついたカチナ、ミツロウさんはアマゾンのシャーマンからもらった杖を持っていた。両方とも私がこのイベントのために金沢の自宅から持ってきたものだった。次にR氏が龍の絵を描き始めると、ミツロウさんも立ち上がっていよいよ全国から届いた1万7~8千のDDPを記録した用紙を月桃の葉を使って包にした。それを外の焚火へ持って行く前に、彼は「茅の輪くぐり」をした。私は音楽のリズムに合わせて、ホピのカチナを片手に身体を動かしながら瞑想状態へ入った。
いよいよ夏至時刻が近づいたので、R氏の書いた長い龍の絵を皆で持って立ち上がり、ミ
ツロウさんの後についた。滑りそうになりながらも、皆が楽しそうに動いているのを見て嬉しかった。外に出ると雨は止んで穏やかな曇り空が広がっていた。二人の若者が一生懸命掘った穴には勢いよく焚火が燃えていた。
先ずミツロウさんが包を、次に私たちが龍の絵をくべると、焚火は更に赤々と輝いて燃え出した。そのとき、私たちの頭上の雲が分かれて、その間から薄っすらと太陽が姿を現した。一早く見つけた私は、「ほら真上に太陽が姿を現したわよ~」と大声で知らせた。皆は「わ~!出たね~」と口々に言いながら空を見上げた。すると、焚火の中で燃えていた龍の絵の黒い燃えくずが踊り出した。本当に、その動きは龍の首が伸びて空へ舞い上がるかのようだった。それを見て皆は再び歓声を上げた。
そのとき、空には沢山のトンボ(ドラゴンフライ:空飛ぶ龍)が飛んでいた。イベントのプロセスが終盤になって、コーニングを閉じるときに私は二三の質問を受けた。それで、筋力反応テストのやり方を説明した。これからは、一人一人がそれを使って自分の質問に答えられるようになると嬉しい。
無事すべての工程が終わって、皆は再び小屋の中へ移動した。ミツロウさんは今回祝詞を上げた20代の若者、音楽と歌を担当した男性、そして龍の絵を描いたR氏に向かって簡単な自己紹介を求めた。私もこの後の計画について簡単な予告編を話した。
すべてが上手く行ったのと、参加者が満足して全員上機嫌だったのが印象的だった。キャンプの参加者を残して人々が解散した後、私とミツロウさんはカメラの前で今後の簡単な打ち合わせを話した。それは、6/30、7/07,7/13,そして7/23の4回に渡って、今日のDDPを展開させるプロセスのことだ。そして、最終的には私たち地球民が更に意識の向上を図り、宇宙の生命体と交信ができるほどの新しいレベルの地球民に成長することなのだ。
みつろうさんのYouTube
2021夏至点コーニング(ダイジェスト版)
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