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新年に向けて・・・ホルトのヨガは?

13 日(祝)の「成人の日」に向けて配信した ZOOM のテーマは「心の積極性」でした。

ヨギ・パタンジャリのヨガ経典第二文目、「心がヨガの状態に落ち着いているときは、外か らの刺激を止めることができる」とは、正にこのテーマを伝えています。

では、心の働きについてお話ししましょう。心の働きを 1 ”Ego-Mind”と 2 ”Prana-Mind” に分けて考えてみましょう。 英語を使うとより端的に表現できるので、緊張するかもしれませんが、ご了承ください!

1 の働きは、心が個人の自由意志に沿って思考しているときで、その思考が、宇宙のバラ ンスを反映しないときは、結果として孤独、分離や不安感が生まれます。

さらに、1 の働きで不安感が生じると、それが感情を引き出して不安感はさらに増強します。

ところが、私たちがヨガを通して心に積極性を与えられるなら、心は宇宙のバランスを反映 するので、結果として不安感と対称的な愛、信頼感や自信が生まれます。

では、どうしたら心に積極性を与えることができるのでしょう? それには、ヨガを日常に習慣づけることが必要です。私たちの 1 Ego-Mind は、生存力と強く結ばれているので、生命力プラーナでさえも抑え 込まれてしまうのです。つまり、痛みや辛い感情に不安を感じるときは、それを生命力プラ ーナに任せるのではなく、本能的にそれを避けようとします。本能的な防衛力の方が精神的 な推進力より勝っているのです。

一般的に、私たちの日常は生命力プラーナを生かして高次元の真我と共鳴する生き方ではな く、1 の Ego-Mind を護るための生存を目的とした生き方に傾いています。 先ずは、自分が話す言葉や行動のパターンが不安感に基づいていないかどうかを調べるこ とです。そのために、日常に調身(アーサナ)、調息(プラーナーヤマ)、調心(ディヤーナ) を習慣づけることが大切です。


  •  調身(アーサナ)は、もとは座法のことで、正しい座り方で全身にプラーナエネルギー を通せる座位のことです。

  •  調息(プラーナーヤマ)は、もとは呼気と吸気を止める方法でした。つまり、からだの 知恵にサレンダーするということで、バンダを取り入れます。

  •  調心(ディヤーナ)は、外からの刺激を止めることのできる安定した心の状態で、正し く座り(調身)、アナロマ・ヴィローマ+バンダで調息することで達成されます。



(写真:紀元前から生きている屋久杉とモッチョム岳)

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