「尚子先生、おじさん、亡くなりました。葬儀は身内のみで済ませました。初七日は来週の 木曜日です。」
LINE メッセージが載った時間は22:21だったが、お亡くなりになったのは 17 日の木 曜日だったと知った。 去年の沖縄合宿に参加したホルト生は、小父さんにお会いして畑を耕した経験がある。
小父さんの畑はうるま市緑町にあって東の海を見下ろす高台にあり、すいかとトマトを主 に、その他ショウガ、トウモロコシや島ニンニクなどを栽培している。 小柄なからだの小父さんは、74 歳から畑を始めて、今年 9 月には 96 歳になるはずだった。 今年 2 月に体調を崩して以来、急激に体力が落ちて行った。 毎月会いに行っていたが、先月の小父さんは、いつもの場所に座っている御姿が、生気の抜 けた抜け殻になっているように見えたので驚いた。 私が沖縄で畑を探していたときに、小父さんを紹介してくれた K さんは、「自然死の模範の ような逝き方でした」と語ってくれたとき、目の前に小父さんの顔が浮かんできた。 畑は娘さんが受け継いで行くらしいから、私もできる限り応援したいと思っているが、小父 さんのスピリットは相変わらず畑の大黒柱として私たちを元気づけてくれるだろう。 小父さんの植えてくれたオリーブの木は背丈を2~3倍に伸ばしてスクスクと育っている。
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